POSTED :2025.10.27
大倉堂 × 千總 特別展示 — 日本の美意識が響き合う、一日限りの展示会 —
大倉堂は、創業470年の歴史を誇る京友禅 「千總-CHISO-」との初のコラボレーション展示を開催いたします。
会場は、帝国ホテル「蘭の間」。2025年11月26日(水)の一日限定で、両ブランドが大切にしてきた日本の美意識と職人技が響き合う新たな美のかたちをお披露目します。
本展では、千總のアイテムを取り入れた特別なディスプレイのほか、新作の一点物ジュエリーを含む大倉堂の全コレクションを一堂に展示いたします。
両者の感性が交差するこの日だけの展示を、ぜひご体感ください。
本展示はご招待制にて開催いたします。
ご来場を希望される方は、下記フォームよりお申し込みください。
| 開催日時 | 2025年11月26日(水)11:00〜19:00 |
|---|---|
| 会場 | 帝国ホテル東京 本館2階「蘭の間」(東京都千代田区内幸町1-1-1) |
| 入場 | 無料/インビテーション制(招待状をお持ちの方のみ入場可能) |
| 内容 | 観覧に加え、試着や販売、オーダーのご相談も可能 |
| 特典 | 大倉堂ジュエリーを50,000円以上お買い上げのお客様には、特性ピンブローチをプレゼントさせていただきます。 |
——特別出品:千總——
千總 × 大倉堂による特別ディスプレイ
本展では、一部の展示において、大倉堂のジュエリーと千總のアイテムを組み合わせた特別展示を行います。
絹の質感や文様がジュエリーの造形と呼応し、光と色が静かに溶け合う。
そこには、四季の移ろいや自然のかすかな変化に美を見出す、日本ならではの感性が息づいています。
異なる素材と技法を扱いながらも、両者が大切にしてきた日本の美意識が空間の中で響き合い、受け継がれてきた美の感性を新たなかたちで浮かび上がらせます。 
千總の美意識を映すジュエリー・バッグ・スカーフの展示
自然を敬愛する精神性を背景につくりあげたジュエリーや、日本の美を遊び心をもって切り取ったスカーフ。
きものを丁寧にたたんで仕舞う所作の美しさにインスピレーションを受けた「オクタゴン」バックなどをご紹介いたします。
——大倉堂展示内容——
会場限定、新作一点物ジュエリーの初公開
今回発表される新作ジュエリーは、すべて一点物。
一点物は、宝石の「輝き」「透明感」「色合い」「形」といった要素が明らかに異なる魅力を持つものを、選び抜いた上で、それぞれの石に最適なデザインへ導くプロセスから生まれます。
デザインと制作の途中で予期せぬ工程変化を余儀なくされることもあり、それを乗り越えながら完成させた作品群を、初公開となるこの場でぜひご覧ください。
※以下の画像は昨年発表した一点物ジュエリーです。新作は、会場にて初お披露目となります。
全コレクションを一堂に展示
本展では、大倉堂の全コレクションを一堂にご覧いただけます。
作品ごとに込められた美意識や表現をまとめて体験できる機会は年に一度、この展示ならではです。
多彩なジュエリーを通じて、大倉堂が大切にする「静謐さをかたちに」というコンセプトを総合的に感じ取っていただける特別な場となります。 
——ブランド紹介——
千總について
1555年(弘治元年)、初代千切屋与三右衛門が法衣装束商「千切屋」として京都烏丸三条に創業。江戸時代には有職故実に基づいた装束の色や文様を熟知し、家柄や着用機会にふさわしい法衣や打敷を調進する御装束師としての役割を担った。町内では年寄役などを務めながら町政運営に深く関わり、三条室町衣棚周辺は、千切屋一門の暖簾を掲げる分家が百余軒に及んだ。明治時代に入ると商売の主軸を友禅染めに移し、下絵を日本画家に依頼するなど京友禅の新表現を開拓。天鵞絨友禅、写し友禅など新しいデザインや技術を取り入れた美術染織品のパイオニアとして宮内省御用達ブランドになり、パリ万国博覧会など海外出展も積極的に行う。大正時代には国内外に出張所を設立しながら、ヨーロッパ、東南アジア、中近東まで貿易の拡大を図る。昭和に入ると、挙国一致の軍事色が強まり京都の染織業は苦境を強いられながら、戦時下においても技術の保存、継承を続けるため西村總染織研究所を設立。戦後、着物事業は新時代へ推移する中、近年では着物で培ったデザインや染織技術の知見を活かし、モンブランやグローブトロッター、サントリーなど国内外でコラボレーションも積極的に展開。一方で会社として所蔵する伝統的な美術工芸品を公開するため1989年に千總ギャラリーを開設、その後、千總文化研究所も設立し、日本の文化財の保存や調査研究を行う。2020年、創業と同じ烏丸三条にフラッグシップストア「千總本店」をオープン。
https://www.chiso.co.jp/
大倉堂について
1969年、先代社長・大倉恒光が、ジュエリー工房 有限会社マイエドールを設立。デザイナー、ジェモロジスト、クラフトマンというスタッフで構成された体制のもと、国内においてハイエンドジュエリーの製作を始める。1995年には息子・大倉仁が工房を継承。2009年、永年培ったジュエリー製作の技術を活かしながら、「新しい日本のジュエリーを創造する」というスピリットのもと、マニュファクチャーブランド「OKURADO(大倉堂)」を立ち上げる。同時に、大倉仁の妻・大倉明美がオーナーとなり、直営の銀座サロンをオープン。同年、歌舞伎界の最高峰 故・十二代目 市川團十郎氏とのコラボレーションによって、市川家定紋「三升(みます)」のジュエリーを発表。市川團十郎氏、市川海老蔵氏のモナコ公演に際し、市川團十郎氏からモナコ君主アルベール大公へこの「三升」ジュエリーを贈呈した。2013年にはロンドン、香港の展示会で新作を発表。2024年、工房と一体となったOKURADO店舗をオープンし、現在も工房でひとつひとつ手作りされるジュエリーが国内外で販売されている。設立から50年以上経った今でも、決して色褪せることのないハイエンドなジュエリーを世界に送り出している。
https://www.okurado.co.jp/