新しい年、2026年を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の干支は「午」です。 駆ける、躍動する、前進する、というポジティブな印象の強い縁起の良い干支です。
大倉堂では、動物をモチーフにしたピンズ、干支をモチーフにしたピンズを創っています。
個人的に、動物をモチーフにしたジュエリーには特別の思い入れがあるからです。
古くから人間は、動物をモチーフとした創造物をたくさん生み出してきました。
1万5000年前に描かれたラスコー洞窟壁画(残念ながらレプリカしか見られませんでしたが)には膨大な数の動物が描かれ、
そこからは動物に対する尊敬、愛情が満ち溢れているのが感じられます。
そのうえ、馬や牛の形の一部はデフォルメされており、1万5000年も前の作者の強い想いが表現されていて、とても心を動かされました。
また大英博物館で見たアッシリアのライオン狩りのレリーフは、ライオンの迫力ある姿が描かれ、構図もとても美しくデザインされていました。
他にも古代ギリシャ・ローマではグリフォンやペガサス、古代中国では龍のような想像上の生き物が生まれています。
特にスキタイ文化では、大胆なデフォルメを用いデザインされた、それはそれは美しい動物の金細工がたくさん生まれています。
当時、それぞれの作者が動物への深い想いを込めて造形しています。
だいぶ古い話が続きましたが、私たち大倉堂も、動物に対する「愛情」、「尊敬」、「畏怖」、いろんな感情をこめて魅力的な造形物をたくさん生み出しています。

先人方の造形には及ばないまでも、ジュエリーを創る立場として私も貴金属、ダイヤモンド、カラーストーンを使って大倉堂なりの動物ジュエリーを創ってみたいのです。
昔の人はそれらを「信仰」、「お守り」、「人間が持っていない力」の象徴として使っていたと思いますが、今はジュエリーとして身に着けて「ともに過ごして」いただく存在にしていただきたいと思っています。
干支のジュエリーも毎年創っています。 干支は12種類の動物で、12という数字自体の美しさに加え、12回で1周という時間を「直線で表現せずに丸く循環して表している」ことにもとても惹かれます。
時間軸が直線だと戻ることができない感覚ですが、循環すると1周しつつ円状に積み重なる感覚がします。
今年の「午」モチーフのピンズは、いろいろな障害を飛び越えて前を向いて進んでいく姿を、たなびくたてがみ、ダイヤモンドを入れたシッポで表現しました。
そんな動物たちを身に着けて、巡り積み重なる年月を感じて過ごしていただきたいと思っています。

新年を迎え今年も大倉堂は変わらずに一つひとつ、一歩一歩じっくりと創り続けていきます。
ご愛顧のほどどうぞよろしくお願い致します。
大倉堂 OKURADO
大倉仁
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