DESIGNER JOURNAL

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2025.12.25

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2025年を振り返って

 

2025年も残すところ、わずかとなりました。 

オフィス・工房は年末の静かな空気に包まれています、と言いたいところなのですが、今年は年末まで本当にあわただしく、忙しい一年でした。 

そんな忙しい一年の中で感じたことを少し書いてみたいと思います。

 

今年もたくさんのお客様とお話をする機会があり、その中で、以下のようなちょっとした変化を感じました。

 

ご購入いただくジュエリーは「華やかさ」というより「長く身に着けられるもの」を好まれる方が多くなっていること。 

一方で、使われている「素材」や「品質」はしっかりとしたものであることが求められていること。 

また、ジュエリーの「製作に至る工程」や「デザインの背景」に興味を持たれ、背景についてのお話をする機会がより多くなったこと。 

 

ジュエリーはもともと華やかなものですが、その「華やかさ」の「定義」や「価値感」が少しずつですが変化しているように感じています。

例えば、「デザインはそんな奇抜なものでなくてもいいけれども、ダイヤモンドの輝きはしっかりとしたもので、存在感を感じられるもの」というご希望をいただいたり、「数を購入するよりも、デザイン・製作に至る背景も含め自分の好みに合う、1点を見つけたい」というご意見を伺う機会が以前よりも多くありました。

 

「価値」ということでは、私たちがよく素材として使う「金」、「プラチナ」など貴金属の価格も大きく高騰した一年でした。  

金製品、18金のメダルなどの需要が増えたのも印象的でした。

この価格の変化は、実際にジュエリーを製作する立場からすると、「創造性」の変化が起こっているように感じています。

例えば必要以上に貴金属を使用するよりも、より「形を研ぎ済ます」ことを考えたり、「デザイン上この金属が本当に必要かの意味」を考えたり。

今後はより作り手の創造性が求められるようになっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

私としては、「派手」ではないけれども「確かに美しいもの」を創っていき、その結果として「受け継がれる美しさを持つもの」を創っていくことを大切にしたいと思っています。

多くを語らないけれども、「確かに美しいもの」、そんな豊かさを感じられるジュエリーです。

今年もたくさんの出会いと対話、そしてスタッフに支えられて無事に年末も迎えられることができました。

本当に感謝しております。

皆さまにとって2026年が素晴らしい年でありますように。

来年も引き続きOKURADOをよろしくお願いいたします。

 

大倉堂 OKURADO

大倉仁

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