DESIGNER JOURNAL

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2026.05.14

CATEGORY: ジュエリー製作の哲学

私の思う「豊かさ」

 

日々の慌ただしさに追われてしまい、このジャーナルも前回からずいぶんと時間が空いてしまいました。今回は「豊かさ」について書こうと思います。

 

 

先日「豊かさ」について知り合いと話す機会がありました。 

ある人の会話の中での、豊かな生活を過ごしたい、というふとした言葉から始まり、

「豊かさ」っていったいなんだろう、という少し哲学的な話になっていきました。 

豊かな生活を過ごすためにはお金が必要でそのために日々頑張っている、という人もいれば、最低限暮らしていける程度のお金でのんびりと過ごすのが豊かさだ、という意見の人もいました。

 


私自身ジュエリーのブランドを持っていて、しばしば有り余るお金を持っているように思われることがあります。(もちろんそんなことはありません) 

しかし、ジュエリーを作るうえで必要になる18金やプラチナ、ダイヤモンドなど宝石類は高価なものなので、それらの素材で時間をかけて1つ1つ製作するためには、ある程度の資金は必要になります。

だからといって必要以上に豪奢なジュエリー作りたい、という気持ちでは取り組んでいるわけではありません。

 

 

仕事上、たくさんの宝石や、宝石とまでは言えないけれど美しい希少な石を見る機会があります。

そのような石に出会うとデザインが浮かび、それをもとに自社工房の職人と話しながら完成品に作り上げていきます。

それは、自分が見つけた美しい石やデザインを皆様に見てもらい、身に着けてもらいたいからです。

 

 

「豊かさ」の話に戻ります。私自身、豊かさの意味の一つは、自分の好きな時に好きなものを見たり、好きなところに行ったり、気の合う人たちと時を過ごしたりする、といういたってシンプルなことだと思います。 有名なブランド品を身につけたり、高価な車に乗ったり(もちろんそのブランドや車の熱烈なファンであれば話は別ですが)というのとは違う、心の底から湧き出るような「好きなこと」に、時間を使うことが豊かさだと私は考えます。ただ、自分の好きなときに好きなことをする、同時に覚悟のいることでもあると思います。

 

 

私もお金を稼ぐというよりは、好きな石を買い、ジュエリーに仕立ててその美しさを皆さんと共有したい、という気持ちを強く持ってもの作りをしているひとりです。少なからず出来ているとはいえ、日々の慌ただしさに追われているようではまだまだ豊かな生活とは言えませんが。

 


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4日,5日と大倉堂サロンで「朝露の会」を催します。

私が心惹かれる、透明感のある、吸い込まれるような宝石を中心に、大倉堂コレクションを展示・販売いたします。美しいものがお好きな方と、「豊かな時間」を共有できることを願っております。
https://www.okurado.co.jp/info/morning-dew-society/

                           

 

 

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